今回は、「潜在意識」と「顕在意識」の違いについて解説します。
潜在意識と聞いて皆様はどんなことを想像されますか?
潜在意識には、人間の人生や生活に多大なる影響を与えるもの。
人間が唯一持っている素晴らしい能力とは「思考する能力」。
その思考は、ほとんど潜在意識の中から自動的に発信されているのです。
そして、この潜在意識は書き換えることができます。
さらに詳しく説明していきますね。
目次
潜在意識とは何か?
潜在意識 = 人間の人生を全て司る意識
人間の思考の約95%は潜在意識が支配しています。
自分の考えで意識していると思っていても、実はそれはほとんどが潜在意識からなる思考なのです。
潜在意識を紐解いてみますと、おおよそ 5-6歳くらいまでに蓄積された記憶、情報、思考パターンや行動パターンによって、その後何十年、もしくは人生の全てにおいてその思考回路にて無意識的に思考し行動しているということ。
少し考えてみて欲しいのです。
人間の脳は、5-6歳くらいまでに様々な情報を取り込み、潜在意識として記憶に残しつつ、行動パターンや思考パターンを脳に吸収し、それを繰り返し行い行動しているということになります。
おそらく、多くの場合は、私たちが幼少の頃に周囲に居た人間 (主に両親になりますね) と環境から、ほぼ今の自分の基礎的な思考パターンをプログラミングされているという解釈になります。
その全ての私たちの記憶が潜在意識の中身なのだということです。
顕在意識とは何か?
顕在意識 = 自分で意識している部分
普段、私たちが自分の意思で考えているようなことは全てこの顕在意識です。
あれがしたい、これがしたい、ああしよう、こうしよう、毎日色々頭の中で思考しますよね。
これが顕在意識です。
しかし、これは脳の思考のたった5%程に過ぎないのです。
自分で全ての意識を操り行動しているように思いますが、実は顕在意識で考えていることはとても浅いので、意識してそれをすぐにそのまま実現することは難しいことなのです。
潜在意識と顕在意識の違いとは何か?
潜在意識と顕在意識の違い、その大きな違いは、意識的か無意識的かということ。
潜在意識 (無意識状態) とは、無意識的な思考の癖や思考パターン、行動癖や行動パターンを人間は日常的に繰り返しながら生活しています。
これが脳の思考の約95%を占めています。
顕在意識 (意識的状態) は、思考の約5%程度。
これが、人間が意識的に思ったり、考えたり行動していること。
ということはですね、私たちは、自分で全て決定し想像し全ては現在進行形で進んでいるように見えてますが、実は真逆。
自分自身で考えて行動していることは、たったの5%に過ぎないのです。
自分で意識的に意思決定していると思っているつもりが実は、95%の思考を支配している潜在意識の思考回路から無意識的に意思決定なされているということ。
これは、幼少時に刷り込まれた思考パターン、行動パターンが、今現在の私たちの人生・生活の95%を占めているという風に考えることができます。
もしかすると、この潜在意識と顕在意識の不一致により辛い思いをしたり、なかなか自分の思う方向に進めないといった状況に陥ってしまっている人は多いのかもしれません。
この意識の違いは、人生を左右します。
しかし、この潜在意識は書き換えることができるのです。
詳しくは次の項目にてご説明します。
潜在意識を書き換える方法とは?
大まかに言ってみますと、すでに私たちの脳にプログラムされてしまった古い内容を新しい内容に書き換えるのです。
自分が望む思考パターン、行動パターンの刷り込みを行うことにより自分が望む人生に変えられるということなんですよね。
幼少時に刷り込まれた思考回路プログラムによって、今の人生が思い通りに進んでいないのであれば、思考回路を自分の希望通りに変えてみたら良いのです。
そうすることによって必然的に自分の希望の人生に変わっていくのです。
具体的に書き換える方法を解説していきます。
実際、私たちの毎日の生活で行われる意思決定においては、ほとんどが潜在意識に支配されています。
「○○になりたい」「○○したい」「○○が欲しい」と顕在意識で考えていても、潜在意識の中に刷り込まれている根強い思考回路から、「○○だからできない」「○○だから無理」「○○だから手に入らない」というような内容が表面に出てきてしまい、思うように行動ができなくなることの方が多いですね。
潜在意識から様々なブロックをかけられている状態です。
さて、ではどうやって潜在意識の内容を書き換えれば良いのでしょうか。
まず最初に一番重要なことは、「環境」。
今、あなたが居る環境。
全ての意味での環境です。
それは、住んでいる場所であったり、住んでいる家であったり、勤めている会社であったり、通っている学校であったり、恋愛関係であったり、夫婦関係であったり、友人関係であったり、経営している会社であったり、運営しているお店であったり、様々な意味でのあなたが置かれている環境。
まず、この「環境」を何らかの形で自分が心から望む方向に変えてみるということをしてみること。
それができると、早い段階で潜在意識の内容が書き換わり始めます。
それは、「今私はこの環境に居るべき、居なければいけない」というような意識を解放したことによって、今まであった潜在意識の思考回路から打破するドアを破ったと考えてもらったら分かりやすいかもしれません。
ドアを破れば、あとは進むしかないですからね。
とは言っても、そうすることがなかなか出来ないのが潜在意識内に蓄積された思考(記憶)なのです。
そんな時にどうするか。
まず、潜在意識に情報を送り込む作業を行っていかなければいけません。
あなたが望む情報を送らなければいけません。
潜在意識が書き換わりやすい状態というものがあり、具体的には以下のような状態の時です。
これは基礎的な状態なので、この状態ができるようになることはとても重要です。
リラックスしている時 (つまり理論的な思考が動いていない状態)
眠りに堕ちる寸前のような状態
癒される音楽などを聞いていて頭の中のグルグル回転していない時
瞑想状態 (ヨガも良いかもしれません)
一定の運動をしている時 (ジョギングなどをしていて、頭の中がスッキリしているような状態)
上記のような状態になっている時に、あなたが「心の底から驚くような状況」や「目から鱗が落ちまくるような情報」を叩き込むということです。
自分自身が「当たり前」と思っている内容とは全く真逆の空間や環境に身を置いたり、真逆の情報を取り入れてみるのです。
(その内容は、人それぞれ様々かと思います。コツとしては、自分がそうなりたい状況や環境、人物、自分が希望する状態にすでになっている人などで自分と真逆の考えや行動などを参考にしてみたら良いかもしれません)
そのような環境に身を置いたり、情報を享受することを続けていくと「なぜ、自分はそうでないんだろう?」とか「そうなっていない自分がおかしいかもしれない」というような考え方に変わってきます。
そうなると、本当に物凄いスピードで潜在意識が書き換わっていく。
これが上手になってくると引き寄せの法則についても驚くようなスピードで実現していくことを体感するようになります。(引き寄せの法則について詳しくはこちら)
潜在意識と顕在意識の違いとは何か?のまとめ
潜在意識と顕在意識の違いについて筆者なりの見解を含め解説させて頂きましたが如何でしたでしょうか?
意識的にしていること、無意識的にしていることの違いだと解釈できます。
これは、だいたいは一致していないことの方が多いですね。
例えば、顕在意識では今年中に起業すると考えていても無意識の中に蓄積されている豊富な長年の情報が色々出てきて邪魔をするということ。
しかし、ひとたび潜在意識を書き換えることが出来るようになれば、人生は思うがまま自由自在に変形させたりすることができる。
そうなれば、人生において本当に色んなことがとっても簡単に、そしてスピーディーに進んでいくようになります。
思考を現実化するスピードも早くなってきます。
それは、ストップが掛からなくなってくるからですね。
まさに引き寄せの法則をマスターしたいうことになります。
人間は、普段の生活の中で自分が望む状況になることを自ら何かにつけてストップをかけて生活をしています。
一度、胸に手を当ててみて下さい。
今、自分はこの状況で本当に良いのだろうか。
果たして、この状況で楽しいのだろうか。
この状況で、幸せなのだろうか。
もし5割以上、ネガティブな回答が出てくるようでしたら潜在意識を書き換えていく必要があるでしょう。